腸内環境が健康維持のカギ!?

栄養の吸収が難しい「現代人の腸」

現代人の腸内環境は、食生活の欧米化、農薬や化学肥料、食品添加物などの摂取が増加し、さらにストレスも加わって、非常に悪くなっています。小腸では栄養を吸収しますが、環境が悪化すれば吸収力は弱くなり、大腸ではスムーズな排泄が困難になります。

現代人の食生活

昔の日本の食生活は野菜中心・発酵食品摂取で栄養バランスが取れていましたが、現在は食生活の欧米化が進み、栄養バランスがわるくなり腸内環境が悪化しています。過剰栄養の為に肥満になり、生活習慣病が増加しています。

現代人の栄養バランスの実状

現代では、食生活の乱れにより炭水化物と脂質が過剰摂取になり、ビタミン・ミネラル・食物繊維は不足しています。

その為、代謝異常からくる冷え症・便秘・疲れ・肩こり・肥満と言った症状があらわれ、高コレステロール・高血糖・高血圧等にの生活習慣病の危険が高まります。

腸内環境を整えよう!

腸は身体を健康に保つために不可欠な様々な機能を持っているのです。ほとんどの方が食べたものは胃で消化されると思っているでしょうが、実は腸でもかなりの割合で消化されています。この消化の際に胃と腸は、炭水化物をブドウ糖に、たんぱく質をアミノ酸に、脂肪を脂肪酸に小さく分解しています。
そして分解した栄養分を吸収するのも腸の働きによるものなのです。また、腸には消化・吸収・排泄以外にも重要な役割を果たしてくれています。

腸が元気だと体も元気!

腸には吸収・消化・排泄・解毒・免疫の5つの力があります。

腸で免疫は作られる

守りの要「腸管免疫」=腸は最大の免疫器官 私たちの体を守ってくれている免疫の約70%が腸に集中しています。栄養を吸収する際に、有害物質が同時に体内に侵入しないよう防いでいます。腸の環境が悪くなってくると、約70%の免疫の働きが低下してくるため、治りにくい体、病気になりやすい体になってしまいます。

腸内環境の改善

免疫力・退社力をアップさせるには、まず腸内環境の改善です。健康になる為の近道は、「自然治癒力」を高めることです。この「自然治癒力」は免疫力と代謝力をアップすることで身につくようになります。

腸は、毎日の食べ物や飲み物などから栄養を吸収してくれる大切な場所です。吸収された栄養は、その人の血液の質や体質を決定するようになります。
つまり、腸は人の生命維持に関わる最も大切な器官なのです。
また、腸は体の内側にある器官でありながら、外界と直接接しているという特徴があります。というのも、腸は体に必要な栄養素だけを吸収し、細菌やウイルスなどの害のあるものは排除するという体を守る役割も果たさなくてはならないからです。
人の腸の中には、約500種類、100兆個の細菌が住み着いているといわれています。その細菌は「腸内細菌」といわれており、腸内細菌の種類は、乳酸菌を代表とする善玉菌と有害菌である悪玉菌に大きく分けられます。
健康な人の腸内環境は、善玉菌と悪玉菌がそれぞれうまく保たれています。
小腸から大腸にかけては、これらの腸内細菌がびっしり存在し、まるで草むら(フローラ)のようであることから、腸内フローラとも呼ばれています。
腸内フローラのなかの細菌は、さまざまな働きで、人の健康に多大な影響を与えているのです。

悪玉菌:大腸菌・ウェルシェ菌・バクテロイデス・ユウバクテリウムなど 効果:腸内腐敗・毒素や発ガン物質生産・糞便、ガスの形成

善玉菌:乳酸菌・ビフィズス菌など 効果:免疫力を高める・感染防御・消化吸収の援助・ビタミン合成・腸管運動を促進

腸内環境が悪い人は・・・

お薬や健康食品が効かない、風邪が長引く(治りにくい)、疲れやすい、下痢をしやすい、下腹部が出てる(ポッコリお腹)、便・オナラが臭い、便秘になる、口内炎になりやすい、肌荒れになりやすい、吹き出物がよくでる。アレルギーが出やすい